いろんな香りを抽出していたらアナログゲームになったって言ったら、どうする?

皆さん、はじめまして。

くおだです。

 


フリー素材のおじさん

 

こちらはフリー素材のおじさん。
俺からのちょっとしたサービスってやつさ。
なに。遠慮する必要はないよ。
今にそんなこと言ってられなくなる。
いつだってそうなんだ、俺たちの世界じゃあ、な。
それじゃあ、本題に入ろうか・・・

 

 

 

突然ですが皆さんは香りって嗅いでますか?
私はこう見えて結構嗅いでいます。

ご存じない方のために説明しておくと、香りというのは、、、

 

・・・

 

むずかしいな、香りの説明って。

君はできますか?香りを知らない人にそれを説明することが。
コメント欄で教えてくださいね。

 

 

はい、すみません。

世の中は色々な香りに満ちています。

コーヒー、草いきれ、国道沿いの排気ガス、生乾きの洗濯物、他人の車、おかんの料理、コピー用紙・・・

そんな世界で生きていれば、思うこと、ありますよね?

そう。

 

いろんな香りを抽出してみたい!

 

いろんな香りを抽出していろんな香りの液を作ってみたいって。
誰だってそう思う。俺だってそう思う。

はい、ということで今回は色々な香りのする液体、俺呼んで香液(かおりえき)を作っていきます。

準備はいいか?

 

 

どうやる?

さて、大見得切って、いろんな香りを抽出し、香液を作って、ついでに操作性の悪いUIのWebページを絶滅させるとは言ったものの、どうすればそんな御業をなすことができるのか?

こういう困ったときに頼るものといえばもちろん、ティファールじゃなくてGoogle先生ですね。

馬鹿みたいに「香り 抽出」と入力して検索してみると、「水蒸気蒸留」というワードが至る所で出てきました。それはもうあらゆるサイトに書いてあると言っていい。ユビキタス。神はこんなところにもいたんだね。

 

調べた結果をざっくりまとめると、水蒸気蒸留というのは、

  1. 水を熱して発生させた蒸気を
  2. 香りを抽出したい対象物に当てて香りを蒸気に移し
  3. その蒸気を冷やすことで香りのついた液体を入手する

という方法のようです。

イメージとしてはこう。

ぜんぜん水蒸気蒸留の図に見えないのは、お前が見ようとしていないからだよ。スタンドと同じさ。

 

普通にゆでるのとなんか違うのか?と思いましたが、きっと抽出したい成分によってこの方法が適しているとか、この方法のほうがが香り成分を効率的に集められるとか、なんかそういうことがあるんでしょう。うん、そう、たぶんそう。知らんけど。

こうして自分の中で折り合いをつけて自分を納得させるのが上手くなったことにすこし切なくなる夜もある。そういう時は決まって、ブランデー入りのコーヒーで心を落ち着かせる。生きるってのは大変だよな?

 

まあ、詳細が知りたいやつは調べてくれや。なんでも教えてもらえると思っていたのか?

 

 

何はともあれ方法がわかればこっちのもんです。ありとあらゆる物質の香りを抽出して世界を香りの海に沈めましょう。

 

なんかちょうどいい道具とか売ってるのかな?

 

 


商品販売ページのイメージ画像

 

 

 

 


足下見やがってよぉおおお!

 

 

 

こんな毒にも薬にもならないことのために、10000JPYもかけられるかよ。親が知ったら泣くぞ。

 


買うという方法が無くなってしまったので(厳密には無くなってないのだが)、ここはいっちょ、自前でなんとかしていきましょう。

 

まあゆうても、水蒸気蒸留の手順は、

  1. 水を熱して発生させた蒸気を
  2. 香りを抽出したい対象物に当てて香りを蒸気に移し
  3. その蒸気を冷やす

ということなので、

水をあっためる部分、ブツを保持して蒸気を当てる部分、その後蒸気を冷やす部分があればいいわけです。鍋とか使えばなんとかなるやろ。

そう思って家の中の使えそうなものをあれこれ物色していたら、

 

いいもんみっけました。

「なんだ?」って聞きたそうな表情かおしてんで、紹介させてもらうがよ、こいつは直火式エスプレッソメーカー「ベルマンCX-25」。コンロの火を使ってエスプレッソの抽出ができるすぐれもん(soon lemon)さ。しかもこいつのすごい点は、スチーム機能もついてるってとこだ。これ一つで、カプチーノやカフェラテまで作れちまうそんなご機嫌なアイテムなんだぜ。

 

 

 

 

 


soon lemon のイメージ画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(やっぱりはやいなぁー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てなわけで、こいつのスチーム機能を使ってやれば、蒸気を生成する部分はもーまんたいってわけ。

ほんで、残りの部分はなんか、こう、いい感じにやったのがこちらです!

 

 

こいつを使った蒸留の流れを説明しますと

  1. まず、右側のベルマンとカセットコンロで蒸気を生成し、その蒸気をシリコンチューブで漏斗ろうとに送ります。ミニ五徳がばり汚いのはごめん。日用品だからさ。
  2. 漏斗の中には香りを抽出する対象をいれており、ここで蒸気が対象物に当たります。
  3. そして、香りを移した蒸気を長めのチューブで冷やして液体にします。

(高温の蒸気が通るので、使用しているパーツはどれも耐熱のものです。)

 

ベルマンの左になんか知らない装置が増えてるじゃねえかって思うかと思いますが、こいつはFlair Espressoという手動エスプレッソ抽出装置です。レバーの力で圧力をかけて、エスプレッソを抽出することができるすぐれもん(ふふっw)なのですが、今回はその機能を完全に無駄にして、ただの漏斗の支えとして登場していただいています。僕がエスプレッソに狂っていたおかげでいろいろな道具があって助かりましたね。

 

※注意
意図した使い方ではありません。もしあなたが香りを抽出したいという稀有な方であったとしても、真似させることはおすすめしません。そもそもベルマンとかFlair Espressoは、余裕で10000JPYを超えますので、普通に蒸留キットみたいなものを買ったほうが安いし確実です。じゃあお前これまで何してたんだよって言いたいかもしれないですが、言わないであげてください。

 

 


さっそく実践

装置の準備が整ったので、さっそく抽出作業に移りましょう。

まずはわかりやすいハーブとかでやってみましょう。
最高な香りがすることで有名なタイムにします。最高なので。

 

漏斗から落ちていかないように、コーヒーフィルターで包んで漏斗内に設置します。

 

諸々セッティングできたら火にかける。

どっかが詰まって爆発とかしたらどうしようと恐怖に震えていると、、、

 

蒸気が出てきました!

 

よさそうよさそう。

 

ちゃんと冷えて液体にもなりました。

そんでできたのがこれです。

ランチャーム(魚の醤油入れの正式名称)で失礼しますね。ちょうどよかったもんだからさ。

 

 

 

副産物として、めちゃくちゃおもしろいGIFも取れました。

最高。
3日は見てられる。

 

 

 

 

肝心の香りは

香液ができたってきいちゃ黙っていられねぇ。

今すぐに香見(味見の親戚)するしかねえぜひゃっはー。

実は当方こう見えて(下半身がウマで上半身はウマ)、日本ソムリエ協会のソムリエ資格を保有しています。香りの表現はお手のもの。ということで失礼つかまつりまして・・・

 


特に意味のないSocial distanceをお楽しみください

 

 

あー!

 

 

うん!

 

 

あのね!

 

 

 

 

 

 

ふんいき!!

 

 

 

 

 

 

爽やかさのある青っぽい香りで、確かにタイムが香りするのですが、やはり素人のやること、想像していたよりはちょっと控えめな香りです。

まあでも改めて考えてみると、そんな香水みたいに強烈な香りの香液が作れるはずもないか。おそらく家庭での抽出としては十分に成功といえるでしょう。そう言おうよ、今回のところはさ。そしたら優しい世界だよ。

 

 

 

 


はい、自作の装置での香り抽出が大成功と相成りましたため、色々な素材でもやってみましょう。

なんだ?何か言いたそうな顔だな?

なんか文句あんのか?

お前のことだよ。

 

 

 

 

 


文句ないね?

はい、そんじゃあ、やっていこう

 

オーソドックスなレモンやオレンジ、紅茶などはもちろん、色物として、ニンニクやビーフジャーキー、ウッドチップにあたりめなども用意しました。じゃんじゃか香液にしていこう。

 

レモン

 

紅茶(ダージリン)

 


ウッドチップ

 

にんにく

 

ビーフジャーキー
(写真撮る前にちょっと食べちゃった)

 

 

 

 

 

 

 

 

ランチャーム

 

山ほどできてしまった。

どうしよう・・・

そうだ。

 

 

 

ゲームにしようや

はい、ここまで呼んでいる聡明なる貴殿らはわかっていると思いますが、香りを使ったゲームのアイデアを考えていきます。

なんでかって?

好きだからだよ!

 


まずは一番シンプルに、香り当てゲーム

いろんな香りを当てるだけのゲームです。
お菓子の味をあてるゲームとかと同じですね。

 

①適当な紙に香液をつけて

 

 

 

②香りをかいで

 

③答える

 


シンプルだね。

複数の香りを混ぜて難易度をあげるのもいいですね。

シンプルではあるのですが、やってみると意外とムズイです。

 

 


少し発展させて、ジェスチャーゲーム風に

お次は香りを使ったジェスチャーゲームです。

まず、出題者には、なんらかのお題が与えられます。
出題者は、さまざまな香りを組み合わせて、お題の香りを表現します。

そして、回答者は、香りをかいで、お題がなんなのかを当てます。

ジェスチャーゲームのイメージ画像

 

 

 

例えば、キウイの香り、ライムの香り、そしてカキの香りがするとなれば・・・?

 

 

 

 

 

 

もうわかりましたよね。

 

 

 

 

 

 

そうです。Kiwîtreです。

youtu.be

 

牡蠣にキウイとライムのソースをかけた大人気料理ですね。

簡単すぎたかな?

 

 

 

人狼に香り要素を追加

最後に人狼ゲームに香りの要素をプラスしてみましょう。

急にめっちゃ説明的になるから、休み休み読んでな?

 

まず、人狼ゲームの説明を簡単にします。

  • 人狼ゲームは、村人側と人狼側に分かれて対戦するゲームです。
  • 昼ターンと夜ターンがあり、
    昼ターンには多数決により誰かを村から追放することができます。
    夜ターンには人狼が村人を襲い脱落させることができます。
  • 村人は、村人の中にまじった人狼がだれであるかを推測し、投票によってすべての人狼を追放することができれば勝利。
  • 人狼は、追放される前に村人を襲い、村人の数が人狼と同数になれば勝利。
  • 村人・人狼以外にも、さまざま能力を持った役職が存在し、それらの能力を駆使して勝利を目指します。

あくまで一般的な人狼のルールであり、さまざまな変形が存在しますが、簡単なルールとしては、このようになっています。

 

 

 

さて、どのように人狼に香りの要素を追加するかですが、
今回のゲームでは、役職を割り振るときに、役職に対応した「香り」をつけたカードを付与し、直接的な役職の開示をすべて禁止して、香りを介しての開示に変更します。

 

どういうことかといいますと、たとえば、一般的に占い師と呼ばれる役職は

  • 通常、他人の役職カードを確認して役職を知ることができます。
  • しかし、このゲームでは、役職カードの確認はできず、その人の香りカードをかぐことができる、という役職になります。
  • 香りと役職の対応は全員に開示されているため、香りの判別ができれば、香りと役職の対応から、役職を知ることもできる、ということです。

 

役職開示の正確性が低下するので、村人側の難易度がいくらか上がることになります。
ただし、場にある香りの種類はわかっているため、前二つのゲームより、香りの判別は容易です。

 

また、人狼ゲームでは、「騙り」と呼ばれる、ほかの役職のふりをするプレイングがあります(例えば、占い師のふりをして、だれだれの役職は人狼だった、と嘘をつくようなこと)。
このプレイングでは、ほかの人の証言と矛盾が生じた際に、嘘をついていたことがばれてしまうリスクがあります。
しかし、仮に矛盾が生じたとしても、香りを間違えたという言い訳で、言い逃れをすることができるかもしれません。

 

このルール用の役職も追加してみましょう。

  • 警察犬:一般的な人狼でいう占い師ポジション。雰囲気に合わせて名前を変えただけです。
  • 鑑識:一般的な人狼でいう霊媒師ポジション。人狼によって脱落した人の香りカードを確認できます。
  • 燻製ニシン:人狼側の役職。強烈な香りを他人の香りカードにつけることができ、香りの判別を難しくします。
  • 清掃員:燻製ニシンによってつけられた香りをリセットすることができます。警察犬や鑑識の判別を補助する役職です。

 

まだまだ、広がりがありそうですが、こんなもんにしとこう。今回のところは。

なんでかって、私は友達が一人もいないので、ゲームを考えてみたけど、テストプレイとかできないからね。

 

お菓子の国にご招待、ただしメンバー全員糖尿病。みたいなっ!

 

 

泣いてないよ。大丈夫。

 

 

 

 

これにて一件落着

はい、今回は色々なものの香りを抽出して、香りを使ったゲームのアイデアを考えてきました。

香りの感覚って個人差が大きいし、万人が楽しく遊べるものではないかもしれないけど、こういうゲームがあってもいいよね。いいっていってほしいな。

それに、ソムリエ資格だとかの取得を目指す人にとっては、テイスティングの訓練としても有効かもしれないよね。そうだよね?俺、間違ったこと言ってないよね?大丈夫だよね?

さて、そんじゃああとは、こいつをいい感じに商品化して、適当なサイトで売りさばいてぼろ儲けしてやりますか。

ふっふっふっ、儲けたらどうすっかな。

古畑任三郎コンプリートボックスかな・・・

いや、刑事コロンボコンプリートボックスかな・・・

興奮してきたな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わったと思った?

 

ねえ?

ねえねえ?

 

ここでこの記事、終わると思った?

 

思ったっしょ?

ほんとのこと言ってみ?

いいんだよ?別にそう思ってたって。

わるいことじゃないんだよ?

だからさ、ほんとのこといってみ?

別にせめてるわけじゃないんだよ?

 

思ってないの?

ほんとに?

 

そっか。。。そうなんだね。

 

おっけ。

ごめんね、なんか、変な感じにしちゃって。

うん、ありがと、じゃあ今日のところはこれでお開きにしよっか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんとに思ってないの?

 

1ミリも?

1ミリメートルも?

0.1インチも?

0.1インチくらいは思ったんじゃないの?

 

絶対思ってない?

ほんとに?

ほんとのほんと?

まじよりのまじ?

 

誓う?

一旦、誓ってもらってもいい?

コメダンディに誓ってもらっていい?

 

えっ?

コメダンディ知らない?

うそっ!

まじで?

コメダの公式キャラクターで、髭をたたえたダンディなおじさんぽいキャラクター、コメダンディのこと知らないの?

 

ダウト!

コメダンディ知らないって、それダウト!

正直に言ってよ!

ねえ!

コメダンディのこと、ほんとは知ってるんだろ?

知ってるって言えよ!

 

知らない?

本当にそうなのかな?

口じゃあそういっているが、お前のフェアレディZは正直なようだぜ?

観念したらどうだ?

認めちまったほうが楽になるぜ?

 

 

 

 

 

 

はい。

 

ということで、私の人生初めてのWeb記事は以上となります。

初めてがこれで大丈夫か?

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おわり。